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サクラ大戦のレニに愛。テキスト中心、イラスト少々。シリアスとギャグ混在ぎみ。初めての方はAbout Meへ
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ふぇちシリーズその3、織姫編。
独断と偏見で書き綴ったギャグ的SS。

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 日本の至る所に多くの店舗を持つ、日本人なら誰しも知っている(と思われます。知らなかったら申し訳ないです)その店には、さまざまな商品を取り扱っている。鞄、帽子、家具、洗面用具、筆記用具…その数は数えきれないほど。ここに来れば、なんでも揃う。
 その名はTOK○U H○NDS
 花組のメンバーが訪れた、そんなとてもちっぽけな話。


ふぇち・3
―織姫の場合―

 フロア7、そこにはさまざまな形、色、素材の日用雑貨や生活用品が揃っている。伝統的なもの、外国からのアイディアを取り入れたもの、一見奇抜な形すぎてどのように使うのか想像もつかないもの…。ある意味時代の最先端を行くコーナーなのかもしれない。そのコーナーを訪れたのは織姫とレニである。
 
「一体なんでこんなとこで、お風呂の桶を買うっていうんですかー!!私がどーしてこんなところで売ってるチョー安ッッいものを使わなきゃならないんですかー」
「今まで使っていたものもそんなに高くない。どうしてここで買うのか、という問いは、ただ単にかえでさんが新しくできたこの店でどうせなら新調しようと思ったから」
「そんなこと分かってまーす!!」
「…はいはい」
 
「で、織姫。ボクはどっちでも構わないけど、たくさんお湯が入る方か、少ない方がいいか、どっち。それと底までが深い方がいいか浅いほうがいいか…」
「もうどっちだっていいでーす!!レニが決めちゃってくださーい!!」
 織姫はどうして自分がこんな庶民的な場所で買ったものを使わなければならないかということに不平を漏らしながら、いかにも違うコーナーに行きたいという表情でレニを見る。
「だって決めてから文句を言うのはいつも織姫なんだもの」
「もーこべずべ言わず早く決めちゃってくださーい!わたしたちだって暇じゃなんですからねー」
「もう…勝手に決めちゃうよ…」
 結局のところ、すべての選択権がレニに譲渡されてしまったようだ。
 
 レニはかえでが足湯をしているから、とか、アイリスにはたくさんお湯が入った桶は辛いから、といろいろと考慮しながら選んでいた訳だが、織姫は心ここにあらず、というように視線はあっちこっちに行ってしまっている。 そしてあるコーナーが目に入った途端にそこに一目散に走っていってしまった。
 
「お客様、何かお探しですか」
「いえ、探してるってほどではないですけどぉー」
 コーナーに入った織姫はすぐに店員に話しかけられた。織姫はそんな店員もほぼ無視状態で陳列されている商品を眺めていた。
 食い入るように商品を見つめている織姫に、店員はぎょっとしつつも声をかけつづける。
「たしかにお客様ほど髪の毛が長い方だと、お手入れも大変ですよね」
「そーですねー」
 ブラシが並ぶコーナーであった。
 
「一度触ってみてもいいですか?」
「どうぞ、こちらの商品ですね、こちらは…」
「珍しいカタチですねー!このカタチだと、髪の毛をセットするのによさそうでーす!」
「あ、はい。その形だとお客様のように髪の毛を…」
「それに、このさわり心地だと…人工的な毛じゃなくて天然毛ですね!普通に考えると人工的に作られたものと天然のものは一緒のように思いますが、実際使ってみると全然違いまーす」
「はい、あとこれは最新の…」
「あ、コレは髪の毛が絡まりにくい、っていうやつですね!ここに最近発見された新素材を使うことによって…でもこれじゃあダメです」
「はい?」
「これはキャッチフレーズだけでーす!この持つところや長さを全ッ然考えちゃいませーん!!」
「あの、ですが…」
「いいですか?!絡まりにくいといっても、肝心の髪の毛に触れなければ何も意味がないのでーす!人間の骨格の問題上、あてにくい場所ってもんがあるんです。そこを何も考えていないブラシは全然話になりません!」
「ですが…」
「それじゃあ教えてあげまーす。このブラシでここを解くとします。そうするとここにちゃんとブラシを当てることはできますが、ここは中途半端にしか当たりません。そうすると髪の毛に変なクセがついてしまいます。それに内側の髪の毛には全然当たりません」
「は、はぁ…」
「それにもう一つ。わたしのように髪の毛を上の位置で縛る人には全然不適切です。こんな形で、こんな幅のブラシだと、襟足からブラシを入れる時にうまく入りません…あ、これは!!」
 
「とっても良いブラシですね!ブラシの場所によって細かく毛の長さを変えているのですね」
「はい、そちらは…」
「これなら髪に変なクセもつかないですし、肌にもよさそうでーす!!」
「そうですね、あと…」
「それに、これは二種類毛が使われているのですか。こっちの毛は固めで、こっちの色がついた方は柔らかくて…きっとこうすることによって解けば解くほど髪の毛が滑らかになりますね。回転させるように使えば、髪の毛がストレートじゃなくても十分対応できるような形もしていますし…」
「あ、はい…」
「それにこの軸の木!とっても良い素材ですね!わたしは今までたーっくさんのブラシを使ってきましたが、この木が一番相性が良いんですよー!」
 
「織姫?どうしたの?」
レニが桶を選んで織姫のそばへやってきた。
「ああ、レニー!!桶の方は決まりましたか?」
「うん、花組のみんなのことを考えて、一番不平のなさそうなものを選んだ…織姫はずっと何やってたの?」
「わたしですか?あ、すみません、これも見せてもらえますかー?はい、それでーす!…」
「なに、そのブラシの山」
「昔からブラシに関してはこだわりがありますからね!髪の毛の長さによっても違うし…それに最近は違う場合のときのブラシも探してますからー」
「そうだったの、新しいブラシなんて探してるんだ」
「え、だってレニのためじゃないですか」
「なんのこと?」
「…分かってないならいいでーす!!あともう少し見ても良いですか?」
「構わないけど」
「…あ、それ見せてくださーい!!」
それから三十分間、ブラシのコーナーの店員ブラシについて語り続けたという黒髪の女性がいたとかいなかったとか。
 
「レニ、本当にわたしがどうして新しいブラシを探しているか、分かってないんですか?」
「知らない、髪の毛でも切るつもりなの?それなら…」
 今度髪の毛を結んであげようと思ってるだなんて、まだまだナイショの話でーす
 
 
 
織姫、ブラシふぇち。
 
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